ほっと一息する時に【短編集】
怪力男の人生
俺は怪力男だ。
突然頭がおかしくなったのかって?
いや、そうじゃない。
聞いてくれ。
俺が小学4年の頃。
初恋をした。
「ミカちゃん、好きだ。」
「私もスキ。」
晴れて両想いになった俺達。
しかし事件はその翌日に起きた。
「ミカちゃーん!」
「…う……剛、君……」
抱き締めたら、彼女は骨折。
次の日別れを告げられた。