ほっと一息する時に【短編集】


幼い俺は自分の力に気づいていなかった。


顔は熊みたいでもそこそこモテた俺。
勉強と運動と性格が良いからな。


だからまた俺は過ちを繰り返す。
お次の相手はエリちゃんだった。




「エリちゃーん!」


「ぐふっ…」




飛びついたら吐血された。
申し訳なかったと思う。
次の日別れを告げられた。




そして俺はよくよく考えたのだ。
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