ほっと一息する時に【短編集】
そうしていつしか俺の周りには誰も居なかった。
街角で目が合えば怯えられるか、逃げられるか。はたまた逸らされるか。
「…どうすっかなー…」
最近はケンカしてもスッキリせず、未成年でもタバコに手を出すようになっていた。
多分高校ぐらいからだったと思う。
「コラ!
未成年でしょ!止めなさい!」
そんな時だった。
アンタに出会ったのは。
「いち、教師として見逃せません!!」
誰も聞いてねーのに名乗ったバカなアンタ。