Devil*kiss(仮)



後、数十センチ‥‥で顔キスができそうな距離だった。



(視界が真っ白だったのは蓮のYシャツか‥。)



そんな冷静な事を考えながらも顔は赤くなるばかり。



「‥れ、れ‥」


「‥‥‥憂?」



蓮は憂が挙動不審なのに全然気づいていない。


どこまで鈍感なのか‥。


「どっか痛い?」


「痛く‥ない‥‥よ」


ソッと蓮から離れ、下を向いた。


なぜだか分からないけど、すごく恥ずかしい。



「良かった。 気を付けろよ?」


「うん、ごめんね」


「怪我したら明日参加できねぇからな」


「‥そうだね」


(蓮くんは、彼女じゃない女の子を抱き締めたのに平然としてれるんだ‥)



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