幼馴染だから。


――裕也だ


暗くてあんまり見えないのだがムスッとしているような気が…

…っていうかなんで裕也が私の家の前にいるの??
そう聞こうとすると先に裕也の口が開いた


「おまえさぁ、なんで怒ってたの?」

「――え?」

「え、じゃなくて。今日の朝なんで怒ってたのかだよ」


…ああっ!
いろいろありすぎて忘れてた!!

ど…どうしようっ
ここはとりあえず!

「あぁ!ごめん。いろいろあって八つ当たりしっちゃた!!」

「嘘つくな。じゃあなんであの場所にいたんだよ」


うぅっ…この嘘には無理があったか?


「もしかして、俺が原因か?」

「へ?」


そりゃ、そうだけど…

【裕也が私のこと“ただの幼馴染”って思ってるのが嫌だった】

…なんていったら好きってばれちゃうじゃん///!!




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