幼馴染だから。

「――桜っ!!!」

大きな声で呼ばれてビクッとしながらも振り向く


「…ぁ、隆弘くん…」

やだ
なに期待してんだろう…

諦めるってきめたのに…

「ねぇ…隆弘くん」

「え?」

「私と、付き合ってください」

…もう、いいんだ
なにもかもめんどくさくなっちゃった

「…いいの?」

「はい。」

一瞬戸惑ってしまったがすぐ切り替えてまっすぐ隆弘くんの目を見た


< 55 / 67 >

この作品をシェア

pagetop