幼馴染だから。

どうしよう…
急に不安になってきた…

「あ…あの…祐也?」

いまだ放心状態の祐也にはなしかける

「えっとね、返事はわかってる…っ!?」

話している途中で大好きな香りに包まれる
と、同時に大きなため息

「ハァ…マジお前なんなの?」

「…っえ?」

なんなのって言われても…
答えようがないっていうか…

「期待させて
 離れていって
 チャンスができたと思えば
 彼氏できたとかいうし…」

え?ええ?
祐也から出てくる言葉
なぜか、期待しちゃうものがあって…?

ねえ…期待していいの?

「ゆ…祐也?あの…返事は…」

するとにっこり笑って

「俺も好き」

と返してくれた


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