甘い満月~Sweet Full Moon~
例えば翼と美咲ちゃん。

翼はたまに、美咲ちゃんがしている事に対して怒ることがある。

ヤキモチとかそうゆうのも混ざっているけど、なんだか、美咲ちゃん自身の事なのに、
翼が支配しようとしている所がある。

それは、ある程度の事なら、愛情って事になる。

私にもそんな存在ができる日がもうすぐって事なのかな。



「リカちゃん見て~この魚変な顔じゃない???」

「ぷっ。本当だ~ちょっと芯くんに似てない?」

「ひどっ!だったらこっちのはリカちゃんに似てるし!」

「えーリカそんな顔してないしー」

「だったら俺だってもっといい顔だろ~」

こんな会話の繰り返しで館内をゆっくりと回る。


「あ~なんかお腹空かない?なんか食おうよ!」

「そうだね~じゃあ外に座って食べれる所あったからそこ行こうよ!」

「うん。いいね~何食べたい?俺さっきハンバーガー屋とかクレープ屋があるの
見たけど、そこで買う?」

「ううん。とりあえず席取ろう? 丁度昼だし混んでそうだから!」

「そうだね。」

私たち二人は席を確保する為、水族館の外にでた。
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