甘い満月～Sweet Full Moon～

「リカちゃんの事俺大好きだから。リカちゃんは知らないと思うけど、
俺は一目惚れだったから、学校とかで見かける度に、いつもリカちゃんの事目で追ってた。
リカちゃんが男友達と楽しそうに話したりしてるの見ると、いつも遠い存在に感じてたんだよね。でも今日はリカちゃんがこんな近くにいるから、俺ほんと嬉しかった。」


誰かにここまで想われてるって感じたことナイって思った。

それは、今まで誰ともデートさえした事なかったからかもしれないけど、
今まで私に告白してくれた男の子が、ここまで私を好きだったとはとても思えない。


芯くんは一個下。背も私よりちょっと高いくらい。でも、すごく一緒にいて安心する。
精神的には自分が年下な気分になってしまう。

高校一年生ってこんなに大人なの？

じゃあ私はまだまだ小学生だよ。