甘い満月~Sweet Full Moon~
一階には誰もいないみたい。買い物でもいってるのかな。
一応、
「いってきまーす」と、誰もいない自分の家に向かって言い、外にでた。
と、丁度そこにはお父さんとお母さん。
「あら、リカ出かけるの?」
お母さんが両手に荷物を持ちながら聞く。
「うん。なんか翼にご飯誘われたんだよね」
「そう。じゃあ二人ともご飯はいらないのね、でも早く帰ってきなさいよね」
お父さんも両手に荷物を抱えながらなんか変な表情をしている。
いつもなら、「早く帰ってこいよ」と、うるさいくらいなのに。
お父さんはお母さんを急かさせ、早々に家の中へ入っていった。
それを見送った私は、門を出るとちょっと足取りが軽快になっていた。
一応、
「いってきまーす」と、誰もいない自分の家に向かって言い、外にでた。
と、丁度そこにはお父さんとお母さん。
「あら、リカ出かけるの?」
お母さんが両手に荷物を持ちながら聞く。
「うん。なんか翼にご飯誘われたんだよね」
「そう。じゃあ二人ともご飯はいらないのね、でも早く帰ってきなさいよね」
お父さんも両手に荷物を抱えながらなんか変な表情をしている。
いつもなら、「早く帰ってこいよ」と、うるさいくらいなのに。
お父さんはお母さんを急かさせ、早々に家の中へ入っていった。
それを見送った私は、門を出るとちょっと足取りが軽快になっていた。