甘い満月～Sweet Full Moon～

私たちはねっころがりながら、延々とくだらない事を話していた。

すると、芯くんの携帯がなった。

芯くんは、出るか迷った後、電話にでた。

「もしもし、何？」

初めてみた、芯くんの冷たい表情と、素っ気ない声。

電話越しに聞こえるのは女の子の声。

「は？どこだっていいじゃん。俺今彼女といるから邪魔しないでくれる？」

一方的に電話を切る芯くん。

その後も芯くんの電話は鳴り続けた。

とうとう電源を切り、また寝転ぶ芯くん。