甘い満月~Sweet Full Moon~
「うわ~ありがとう、みんな~」

感動した。

実は、芯くんと出逢ってから、生活の中心が芯くんになりつつあり、

自分の誕生日すら忘れていた。

この年で自分の誕生日忘れるなんてちょっとあり得ないけど・・・。


「さ、リカ座って。 早くご飯食べましょう」

たくさん並べられたご馳走。

お母さんの手料理はいつだっておいしい。

特に今日は心に染みる。


食事中、お父さんとお母さんに、改めて芯くんを紹介した。

自分の彼氏として。

二人とも喜んでくれた。
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