公認カップル。~クールBOY&ピュアGIRL~
下校は何とか時間を合わせて、私のウチまで、いつものように、送ってくれた。



「じゃあ~明日」


門扉の前でお別れ。


別れの時はいつも、胸が寂しくきゅんと鳴り響く。



永遠のお別れじゃあないけど・・・


ともかく孤独感に包まれて、どうししようもない感情がこみ上げる。



それに今夜から…3日間、お父さんたちは不在。


お継母さんの実家に3人で里帰り。



私は…部活を理由に残ると言い張った。



本当はーーー・・・



お継母さんの実家に行っても血の繋がらないお父さんの連れ子の私は気を遣うだけだから。



行かない方がお互いに気が楽だと思った。



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