公認カップル。~クールBOY&ピュアGIRL~
「樹也が望むなら・・・」



「…」


「冗談…俺…何も出来ない…。経験がないんだ・・・」


「あ・・・」


何て返せば、いいのか言葉に迷う。



「・・・でも、結衣と寝たい…」


「・・・」



「ダメ?」
私をジッと見つめる樹也の瞳は寂しげな子猫みたい。

今夜の樹也は小さな男の子。

お母さんの温もりを求めるみたいに、私に甘えた。


何があったのか?

まだ、聞いてないけど。

「いいよ~」
テレながらも、OKした。



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