公認カップル。~クールBOY&ピュアGIRL~
来客用の部屋に布団を二組、並べた。




「どこかの旅館に泊まるみたいだー」


「旅館と言えば…枕投げね」


「枕投げ?」

私は無理にはしゃぐ。


だって、沈黙してたら、この二人のムードある雰囲気に飲まれそうだから。



二人で枕投げを楽しんだ。


体勢を崩してしまい、私の上に樹也が乗り掛かる。

いちばん、危ないシチュに私は戸惑い、全身に力が入った。


「・・・」


「・・・」


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