公認カップル。~クールBOY&ピュアGIRL~
車内に乗り込んでも、私を扉脇のスペースに立たせてくれて、樹也がしっかりとガードしてくれた。



優しい気遣いに私は胸が高鳴る。



「どうして…デラックスランド?」


「俺…一度も行ったコトないんだ・・・」


「えっ!?家族で行ったコトないの?」
皆、一度は行ったコトあるのに。
思わず、頓狂な大声を出してしまった。


周囲が私に注目。


私は恥ずかしくて、口を押さえて、下を向く。
樹也も私の大声に笑った。


「…親父は医者で…忙しいから~休みがなかなか取れなくて…」


お父さん…医者なんだ・・・






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