公認カップル。~クールBOY&ピュアGIRL~
「・・・」


「・・・」


どこもかしこも長蛇の列。


樹也は腕時計を覗き、時間を確かめる。


「ここで1時間半待ちか…」


樹也は軽く溜息を漏らす。


「ゴメンなさい・・・」
フリーパスで入場してるのに、これじゃあ~元手を取れずに帰らなきゃ行けない。


「もともと、お前の都合聞かずに、勝手に来たのは俺だし…」


「でも・・・パス高かったでしょ?半分お金返すよ…」


「いいよ~別に。金は要らない…」


「・・・」


「その代わり…手を握らせて」


「えっ??」


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