♡sweet love♡
プロローグ


わたしがまだ、ランドセルをしょった小学生のころ。
中学年たちは、わたしよりずっと大人なんだなぁって思ってた。
物知りで、言葉がカッコ良くて、涙は誰にも見せない、そんな存在だった。
だから、早く中学生になりたいって思ってた。
でも、でもね、制服を着たら中学生って訳じゃないんだね。
わたしは相変わらず子供だし、悲しくなったらすぐ泣いちゃうし、すぐ悩んじゃう。
わたしは大人にはなれなかった。



だけど…
それでも、わたしは中学校生活が楽しかった。
笑ったり、悩んだり、泣いたりしたけど、
やっぱ1番は笑いだったなぁ。
それは、親友や友達のおかげでもあるけど、あの人のおかげでもある。
誰にも譲れないあの人のおかげ。
わたしは、そんな彼に恋をしてしまった。
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