もっと大切にする~再会のキスは突然に~

『綺麗な彼女』を打ち消すように河合クンと過ごしたときを思い出す。


昔より優しく触れるけれど、的確に絶妙に私の快感を引き出す指、唇…
大切に、慈しむように抱かれることに、私の心まで穏やかに、優しさで満たされるようで、それが、河合クンの気持ちなんだと思ってた。


やっぱり…性欲処理ってこと?私に触れたいって言ったのも、そういうコト?ただ単にシたくて触れたいって…



信じたい気持ちと、信じたくない気持ちで頭の中がぐるぐる渦を巻いているみたいだった。

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