逢いたくて...
第一章
願い
「ハルー!早く帰るぞー」
教室のドアに寄り掛かりながら立っている
タケルが私を呼んでいる。
「はーいっ」
そう言って、私は彼のところに駆け寄った。
タケルわ私に寄り掛かりながら甘えてくる。
「逢いたかった」
タケルの髪の匂いがふんわり香る。
「ったく。」
そういって私は彼の頭を撫でる。
こんな好きになった人はいない。
タケルが最後の人。
タケル以上の人はいない
私は毎日のように幸せな日を送っていた。
いつか離れる日が来ても
忘れることはできない大切な人。
ねぇ、タケル。
私たちいつまで幸せでいれるのかな。