想い逢う
駅に乗って30分ほどで町に着いた。
天気はすごくいい。
町はいつもとかわらず活気にあふれていた。
手を繋いで歩くカップル。
楽しそうに話す女子高生。
仕事に行くサラリーマン。
ナンパしている男にナンパされている女。
たまっている不良。
色々な人が溢れかえっている。
この町を彩っている、人達。
不思議だなー…。
人によって町ってかわるんだね。
そんなことを思いつつ
私は雑貨屋に入っていろいろ見ていた。
特に欲しいものはないけど
私好みだったから入ってみた。
店内にはアクセサリーや文房具やキーホルダーがいっぱい置いてあった。
私はアクセサリーを見ていた。
ピアスやネックレス、髪留めとかが合った。
その内の指輪が目に入った。
「綺麗…。」
思わず呟いた。
その指輪は薄い澄んだ青色の石が埋められていて
全体的に細い感じだった。
裏側には文字が彫ってある。
゛jusyt to fou you゛
あなただけの為に
私はずーっとそれを見ていた。