想い逢う


駅に乗って30分ほどで町に着いた。
天気はすごくいい。
町はいつもとかわらず活気にあふれていた。

手を繋いで歩くカップル。
楽しそうに話す女子高生。
仕事に行くサラリーマン。
ナンパしている男にナンパされている女。
たまっている不良。

色々な人が溢れかえっている。
この町を彩っている、人達。

不思議だなー…。
人によって町ってかわるんだね。

そんなことを思いつつ
私は雑貨屋に入っていろいろ見ていた。

特に欲しいものはないけど
私好みだったから入ってみた。

店内にはアクセサリーや文房具やキーホルダーがいっぱい置いてあった。

私はアクセサリーを見ていた。

ピアスやネックレス、髪留めとかが合った。
その内の指輪が目に入った。

「綺麗…。」

思わず呟いた。

その指輪は薄い澄んだ青色の石が埋められていて
全体的に細い感じだった。
裏側には文字が彫ってある。
゛jusyt to fou you゛
 あなただけの為に

私はずーっとそれを見ていた。
< 4 / 16 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop