地味美少女の過去と秘密



結局家に着いたのは5時すぎ。



まあいつもよりかは早いか。



「バイクありがとっ♪」



「おう…ってかお前バイク運転上手すぎねぇ…?」



…あ、まずいよ…私、またやらかした。



こんな地味子がバイクをガンガン乗りまわしてたらまじ怖いよね。



「…えー?そ、そうかなー?」



「まあ別にいいけどさ、おまえんちデカすぎ。」



「え?あ、デカいっちゃデカいね。
普通に沢山ひと入るからね。」



「へー。…いいこと聞いた。」



「は?何が?」



いいことって何がよ?
家がデカいってことが?



「別にー。じゃあ、またな。」



彼は再びバイクを走らせた。




< 116 / 302 >

この作品をシェア

pagetop