地味美少女の過去と秘密




「俺の女にはなったけど一応、仮だろ?
俺らカップルらしいこともしてねぇし。
お前は俺のことなんも思ってねぇんなら意味ねぇじゃん。」



つまり私が旭を好きになれと?



「好きになれってこと?」



「あたりめぇだろ。」



わけわかんない。



どこまで自分勝手なやつなの?



ってか、逆に聞きたい…。



「じゃあ、あんたは私のことどう思ってんのよ!?」



自分で言ったのにすこし恥ずかしい。



「………。」



旭はなにも喋らなくなった。




< 129 / 302 >

この作品をシェア

pagetop