地味美少女の過去と秘密





とうとうきました、宿泊体験。



普通は楽しみ、とか思うんだろうけど…私にとっては最悪。



だって…



「莉那~、早くしろよ~。」



「莉那ちゃ~ん!」



だって、だって、だってっ!!



柊斗や優くん…龍毅のみんなと本当に回らなきゃいけないんだもん…。



そりゃあ、周りの目、痛いよ…。



もう慣れたけどね。



とりあえずバスに乗り込む。



そして私は龍毅とは少し離れた席に座る。



隣の空いた席には荷物が入った私のバックを置いた。



これで誰も座れない。





< 133 / 302 >

この作品をシェア

pagetop