地味美少女の過去と秘密
とうとうきました、宿泊体験。
普通は楽しみ、とか思うんだろうけど…私にとっては最悪。
だって…
「莉那~、早くしろよ~。」
「莉那ちゃ~ん!」
だって、だって、だってっ!!
柊斗や優くん…龍毅のみんなと本当に回らなきゃいけないんだもん…。
そりゃあ、周りの目、痛いよ…。
もう慣れたけどね。
とりあえずバスに乗り込む。
そして私は龍毅とは少し離れた席に座る。
隣の空いた席には荷物が入った私のバックを置いた。
これで誰も座れない。