地味美少女の過去と秘密
『14』
私の紙には『14』と書いてあった。
「祐木14番!14番誰だ~っ?」
あ、学校のみんなには柚木莉那ってバレてないから、名前は祐木莉那。
14番…誰だろ…?
「うっわ~…最悪、俺14番だし…。」
そう言って後ろの方から出てきたのは、茶髪で目がタレてて…。
ピアスを耳にジャラジャラつけてる、俗に言う不良だね。
名前は~…分かんないや。
とりあえず、私は君を『ピアスくん』と呼ぶよ。
この学年でこんなにピアスジャラジャラな人はいないだろうし。
「ったく…おい祐木!」
「は?」
じゃなくて…。
「はい?」