地味美少女の過去と秘密




「お前と手ぇ繋ぐなんてありえねえから俺から離れんなよ。」



…よく意味がわからない。



とりあえず手は繋ぎたくないってことだよね。



「…わかりました。」



そう言って私はピアスくんに着いていき、順番に並んだ。



龍毅のみんなは…後ろの方に並んでいた。
ギャルの人とペアなってて面倒臭そう。



旭もギャルのひととペアになってる。



でも私たちと違ってちゃんと手、繋いでる…。



…って私、何言ってんの?
別にあのギャルがうらやましいとか思ってないからねっ!



「ほら、祐木、次だよ。」



「え?」



前を向くと誰もいないで次は私たちの番になっていた。




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