地味美少女の過去と秘密
転校生
夏が終わり、2学期が始まった。
夏休みは華龍のみんなでうちに泊まりにきたり、バイクを走らせたり。
龍毅のみんなとは海ばっかりいって、日焼け止めの消費ハンパなかったよ。
久しぶりの学校っていうのに思い出話に浸らず、この話題で教室中はいっぱいだった。
「おい、聞いたか?今日転入生が来るらしいぜ。」
「知ってる、知ってる~っ!!
しかも、噂によると超イケメンらしいじゃん!」
「俺よりイケメンいるわけねぇじゃん。(笑)
てか隣のクラスにすげぇ、美少女いんだけど!!」
「ああ、あの子、1学期1回も学校来てなかったらしいじゃん。」
「うん、でも初めてみたけど超可愛いかったよね♪」
女子たちははしゃいでいつも以上に鏡を前に化粧を頑張っていた。
イケメンが来るって聞いてはりきってるみたい。