地味美少女の過去と秘密
私は翔平からバッと離れた。
「ごめん…っ。」
そう謝ると少しの沈黙があり、翔平が口を開いた。
「…あ、俺こそ、ごめん…。…でももうこれ以上泣くなよ。」
そう言って翔平は私の頭をポンポンッと叩いた。
「ほら、早く学校案内してくれよ。」
さっきの曇った顔とは違ってパァっともとの明るい翔平に戻った。
翔平はとても強いって私は思った。
「…うん。」
私と翔平は立ち上がり、学校をいろいろ周りはじめた。