地味美少女の過去と秘密
すれ違い
体育館裏につくと、もう秋だからたくさんの落ち葉が落ちていた。
そして少し冷たい風が吹く。
「…はぁ……。」
私は体育館の壁にもたれかかって座った。
もう嫌だ。
旭なんて、もう嫌い。
私との約束すっぽかして、ほかの女の子と過ごすなんて…。
ありえない。
だんだん私と昼休みすごすのも面倒くさいって思うようになってたのかな?
…今まで信じてた私がバカみたい。
でも……こんなに旭を責めてる自分がバカみたい。