地味美少女の過去と秘密




「ごめん、翔平。
私は…やっぱりどんだけ旭と喧嘩しても泣かされても旭が好き。
本当にそれだけは譲れない。
旭はもう私のことなんて好きじゃないかもしれないけど…私は旭が好きだから…。
……だから…ごめん!!」



「…そっか…。」



翔平の顔はとても暗くなった。



翔平には悪いって思ってるけど、もしこのまま翔平と付き合ってしまったら…きっと一生素直になれないような気がしたから。



――ガシッ



「………!?」



私はいきなり翔平に腕を掴まれて机の上に押し倒された。



そして翔平は私をみてニヤリと笑った。



…どう…いう…こと……?



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