地味美少女の過去と秘密




そして足と手を組んだ。



「私と毅壱は幼馴染。
夏休みが終わって始業式の日に毅壱がこっちに戻ってきたってこと知ったの。
私は毅壱の過去を知ってたからココに柚木紗李那がいるって言ったのは私。」



リリカは…私の存在を知ってたんだ。



「今、どうして私のことを知ってたのって思ったでしょ?」



「え?」



「ふっ……私一応パソコンとかは得意で夏休み最後の日にココの学校の情報ハッキングしたの。」



ハッキング…ね。



そっか、もう学校中に私が祐木李那じゃなくて柚木紗李那ってバレて結構経つから情報も変えられれてるよね。



はやく、その情報もブロックしとくべきだった、油断した。



「でぇ~、そのハッキングしたときにあんたと旭くんが付き合ってるってことも同時に知ったわけ。
毅壱があんたを狙ってるってことは知ってたから、協力したの。
だから私は旭くんに近づいて、毅壱はあんたに近づいた。
…あんたら2人を離れさせるためにね。
私は旭くんが好きなわけでもないけど幼馴染のためだからね。」



< 283 / 302 >

この作品をシェア

pagetop