地味美少女の過去と秘密




なにそれ…。



幼馴染のためだからってそこまでしなくてもいくない?



…まさか…リリカって――…。



「昼休みあんたと私がぶつかったのも、毅壱とあんたが抱きついているところを旭くんがタイミングよくみたのもすべて計算通り。
体育館倉庫にあんたを閉じ込めさせて毅壱が助けるようにしたのもね。
あのとき、毅壱が汗かいてるって思ったとおもうけど、あれただ水かけただけだよ?」



すべて…すべて、こいつら2人が仕掛けたの?



…ありえない。



「ま、こんな感じでしょ。」



じゃあ、毅壱が転校してきた日、私の名前をしっていたのも、体育館倉庫にとじこめられた帰りに私が華羅の総長ってことも…。



すべて辻褄があうよ。



私はいくら傷つけられてもいいよ。



…でも、旭まで傷つけるなんて…最低っ!!









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