地味美少女の過去と秘密
――パァァァァァァンッ!!
「紗李那!!誕生日おめでと~っ!!!」
ドアを開いた瞬間、私にクラッカーを向けて紐を引っ張ったみんな。
「…え?」
私は何がなんだかわからなかった。
「あんた、今日誕生日だよ!」
「もしかして紗李那ちゃん、自分の誕生日忘れちゃったの?」
紫苑と優くんが言った。
…んー…今日は…11月7日…?
………私の誕生日だっ!!!
「わー…本当だ…本当だ!!私の誕生日じゃん!!」