地味美少女の過去と秘密
私は殺気を出す。
「…お、お前…いきなりキャラ変わってねぇか…?」
……またもやってしまったーっ!!
何回私はミスを犯してんだよ…。
「…え…と、とりあえず、約束はっ!?」
私はなんとかギリギリ誤魔化した。
なんかこいつらといると調子狂う。
前までこんなことなかったんだけどなぁ…。
「龍毅の幹部の奴らには把握させといたほうがいいと思った。」
…何それ…本当わけわかんない。
「えっ!?莉那ちゃん、柚木財閥の娘なのっ!?」
「莉那、お前、そんなお嬢様だったのかよ…。」
「…こんな地味子が…ありえねぇ…。」
優くんと柊斗、怜斗が目を丸くして言った。
翔はただ、パソコンを見つめていた。
…翔が調べたんだからそこまで驚くことはないけど。