地味美少女の過去と秘密




「優、莉那のどんくらいだったっ?」



柊斗が優くんに小声で聞いている。



「…丸聞こえなんだよっ!!」



私は柊斗の頭を軽く叩いた。



「いって~な。」



軽く叩いたつもりだったけど、痛かったみたい。



まあ、柊斗だからいっか。







それから、みんなでお菓子を食べたりいろいろな話をしている。
話っていってもほとんど愚痴ばっかり。



「まじキャーキャーうぜぇよな。」



「そうそう、あんだけ騒いでよく声枯れないよな。」



…なんか学校のうるさいファンの愚痴みたい。
みんなちょっと引いている。



< 84 / 302 >

この作品をシェア

pagetop