地味美少女の過去と秘密
「優、莉那のどんくらいだったっ?」
柊斗が優くんに小声で聞いている。
「…丸聞こえなんだよっ!!」
私は柊斗の頭を軽く叩いた。
「いって~な。」
軽く叩いたつもりだったけど、痛かったみたい。
まあ、柊斗だからいっか。
それから、みんなでお菓子を食べたりいろいろな話をしている。
話っていってもほとんど愚痴ばっかり。
「まじキャーキャーうぜぇよな。」
「そうそう、あんだけ騒いでよく声枯れないよな。」
…なんか学校のうるさいファンの愚痴みたい。
みんなちょっと引いている。