ＨＡＲＵ

ダブルデート〜当日〜

その週末。



今日は例のダブルデートの日だ。
お互い、知らない者同士ということで、取り敢えず、ランチでもしながら自己紹介ということになっていた。

そのため、集合は近くの駅前で11:00。
勇真は、俺の住んでるアパートに俺を起こしに、２時間も前にやってきていた。

早過ぎだろ！？
まったく！ここから駅まではすぐだっていうのに…。

そう、俺のアパートから駅までは歩いて１０分もかからない。



しかも、勇真は俺が起きてからずっっっと、彼女である亜由美さんについてのマシンガントークを展開している…。



寝起きで頭が働いていないオレは、勇真の話なんかほとんど聞いていなかったが…。

どうやら亜由美さんってのは、俺達の大学の近くにある女子大に通う２年生らしい。

つまり、それは年上の彼女っていうことで……。

まぁ、勇真が緊張するのもムリはないのかもしれない。