【短】おさなじシリーズ★1
ふと目を空けると夢雨の顔。
コイツやっぱカワイーよな。
本能のままにキスした。
だってコレ、夢だろ?
「んんっ・・・か、ずさ、くんっ・・・・!?」
恥ずかしがって中々キスもさせてくんねーけど、どーせ夢なんだから濃厚なヤツ。
唇を放した時には、夢雨の息は絶え絶え。
真っ赤な顔で、ぼんやりオレを見詰める目はウルウルで。
当然、躊躇もなく襲う―――
つもりだったけど
「・・・トイレ・・・後、喉も乾いた・・・」
オレの夢なのに思うようにいかねーな。
んなちょこちょこリアル挟まんでイイっつーの。
内心で文句を吐きつつ、ノロリと起き上がった。