【短】おさなじシリーズ★1
キィ★
オレが扉を開け放ったのと同時に、リビングと玄関のドアが開いた。
そこからそれぞれ顔を出した平凡な中年オヤジと中年オンナ―――
外からはチュンチュンと朝を告げる鳥の声。
夢雨が後ろから控えめに問い掛ける。
「か、上総クン・・・あのっ・・・
昨日、お兄ちゃん達と呑んで・・・寝ちゃったの・・・?」
・・・・・・・一気に目が覚めマシタ。
その後オレがどうなったかは・・・
想像に任せる。