【短】おさなじシリーズ★1
「あーヤダ。クラス替え。離れたくねぇ。」
そう。
新学期に発表されるクラス替えの所為。
「でもまだ違うクラスッて決まったワケじゃないし・・・」
「オマエ、オレと別のクラスでも平気だっつーのかよ!」
「そ、そんなコト言ってナイよ!?そんなコト・・・私だって出来たら一緒のクラスがイイ・・・」
「出来たらじゃなく絶対だ!!」
上総クンは眉間に皺を刻んでそう言い放った。
「文化祭とか球技大会とか、運動会とか、理科の実験半とか、隣の席とか・・・同じクラスのが絶対イイに決まってんだろーっ。」
「そ、そうだけど・・・」