【短】おさなじシリーズ★1






「っ・・・羽柴、くん」










それが羽柴クンだと確認したのも束の間―――



ぎゅっと抱きしめられた。







心臓がこれ以上ないくらいに高鳴る。












抵抗する力もなくて、羽柴クンに抱きすくめられたまま。



羽柴クンが体裁悪そうに呟く。









「・・・悪ぃ、さっき悪ノリし過ぎた。」




きゅっと胸が痛くなる。






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