【短】おさなじシリーズ★1
「俺がどーしてこのガッコ来たと思ってるよ。」
え?・・・どうしてって・・・
「どこでも入れるように勉強だけはすっげーしといた。つって、内申悪ぃし、さすがに女子高とか入れねェけど・・・
オマエと同じトコ行きたかったから。」
私・・・・と?
私がこの学校を受けるコトは砂原クンに聞いたって・・・。
転校しても砂原クンとは何気に連絡を取り合ってたらしい。
未だ、言われたことを理解出来ずにボンヤリしていると、羽柴クンが真っすぐな双眸で私を見詰めてきた。
その強い光にドキドキとする。