【短】おさなじシリーズ★1
「やっぱ、俺のコト嫌ってんの?つか、怖ぇ?・・・最近俺イジメてねぇつもりだけど。」
プルプルと首を振る。
き、嫌ってなんかない・・・!
羽柴クンは優しくて、色々助けてもらってるの、ちゃんと分かってるよ。
ううん・・・
優しくしてくれるからとか、助けてくれるから、とかそんなんじゃなくて・・・。
入学式のあの日から吸いつけられるように羽柴クンが気になっていた。
それは羽柴クンがあのトーマクンだったからなのかと思ったりもしたけど・・・
怖いとは違う・・・
こそばゆいようなはがゆいようなドキドキで鼓動が乱れるんだ。