【短】おさなじシリーズ★1
「そ♪んじゃ、付き合ってくれっか?」
はいっ、付き合います。
付き合い・・・・・
「ええっ!!!」
深く頷いたトコロで言葉の意味を理解し、仰天した。
「・・・なんだよ。他にスキなヤツでもいんのかよ・・・」
「す、好きな人なんて・・・」
呟いて、現実を思い出した私は俯いた。
『ブスが恋愛とか、夢見るのも滑稽だっつーの!!』
・・・私は恋愛なんかしちゃいけない子なんだ。
ましてや羽柴クンとなんて釣り合わなさ過ぎて・・・本当に滑稽だよ。
「・・・私みたいなブスが・・・恋愛なんて・・・」
再び溢れそうになった涙にぎゅっと唇を噛み締める。