【短】おさなじシリーズ★1
ともかく、バカみたいに舞い上がったオレは、ガキ大将らしく
『んなもん要るかっ』
とばんそうこうを突っぱねて、女の子を泣かせた。
・・・それが輝かしいイジメ第一歩だった。
しっかし、あんなカワイイ子いたっけ・・・?
気にして公園を見て見れば、確かにいた。
思っていた以上の人見知りらしく、常に俯き気味で、大抵トモダチか兄ちゃんの後ろに隠れていた。
仲良くなりてぇんだけど・・・
俺に寄ってくるオンナって、男勝りに突っかかってくるヤツか、鼻にかかったような声で自分の可愛さをアピールするようなオンナばっかだし。
オレも、そう言うヤツなら対応出来んだけど、近く寄るだけで後ずさりされちゃうとさすがにどーしていいもんか・・・