【短】おさなじシリーズ★1
オレが息せき切って公園に行くと、知らん男と話していた。
多分、兄ちゃんのトモダチ。
戸惑いながらも一生けんめい応えようとしている姿に正直、焦った。
ナニ顔赤くしてんだよ、アイツ。
これからオレは離れなきゃならんわけで、こんな風に彼女に近づく男を力付くで排斥ってこともできねぇし。
俯き加減で人の後ろに隠れてッからあまり気付かれるコトないアイツの可愛さとか、そのウチ絶対気付くヤツが出てくるから・・・。