【短】おさなじシリーズ★1

「オレ、オマエが相手だとどーしていいのか分かんなくなんだよ・・・」



好かれたいだけなのに、どーしていいのかわかんなくて。






「ふぇ・・・・ひくっ・・・」




正直に打ち明けたら、



泣かせたーっ!!



やっぱ、どーしていいのか分かんねぇ!




「あ゛ぁぁぁぁぁ!!!泣くな!!イジメたいわけじゃねーんだよっ!さっきのも・・・・昔も。」




オレの大音響に驚いたように夢雨が恐る恐る顔を上げる。


まるでオレの気持ちなんて分かってなさそうな顔だ。


ヤケクソ。





「いい加減、分かれよ。・・・俺、オマエのコトがスキなんだけど?」




夢雨は異世界語を聞いたみたいに唖然と固まった。


・・・だよな。


昔散々苛めてたヤツがスキとか言っても、な。
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