【短】おさなじシリーズ★1

夢雨は驚いたように目を見開いて、プルプルと首を振った。




ヨカッタ。

嫌われてねーんだ♪



「んじゃ、付き合ってくれっか!?」



「ええっ!!!」



「・・・なんだよ。他にスキなヤツでもいんのかよ・・・」



露骨な驚き方に思わず勘ぐって、顔を顰める。






「す、好きな人なんて・・・」




そう呟いて夢雨はきゅっと唇をかみしめた。





「・・・私みたいなブスが・・・恋愛なんて・・・」






・・・は?

ブス?誰が・・・







はっとした。


やべぇ・・・
< 82 / 107 >

この作品をシェア

pagetop