【短】おさなじシリーズ★1

夢雨が突っぱねないのをいいことに、ぎゅうっと強く抱きしめた。





「ヤベ、マジで嬉し過ぎる。・・・俺が勝手にしてんだけど・・・キスするとか夢みてぇ。」





イジメッ子とイジメられっ子って、サイアクな関係で、




キスするって展開はアリエネェって思ってた。


・・・まぁ、合意だとは言い切れねェ状況だけど。





でも、やっぱオレにとっちゃ夢みたいだ。














幸せに浸っていると、そろそろと上がってきた腕がオレのシャツをぎゅっと掴んだ。







想像もしてなかった夢雨の『答え』





嬉しさでぶっ飛びそうになりながら、抱きしめる腕に力を込めた。






fin.

(おまけ短編 one day → go!)
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