エロスからタナトスへ
やりたいことなど、なかった。

思えば、いつだってなかったのかもしれない。

動物のように、刹那的に生きてきた。

ジョンフンに会って、初めて強く人というものを求めた。

だから、離れることすなわち、死をイメージした。

彼はそんなことなど、想像を超えていたんだと思う。

ソンミンさんは、作家の感性で、それを受け止めてくれた。




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