エロスからタナトスへ
「ジョンフンの入り待ちをしようって、

 チング(友達)が言ってるから。」

会場に行くと、三上さんのお友達が何人か来ていた。

「はるか~、こっちこっち。」

「ごめーん。遅くなって。

 あ、こちら同室の詩雨子さん。」

「こんにちは。よろしくお願いします。」

「よろしくね。」

その中でもひときわ大人っぽい人が、笑顔で答えた。

「あのー、三上さん。。」

「あ、はるかでいいよ。何?」

「ジョンフン、ここから入るんですか?」

「うん。わからないけど、たぶん。」

その時、お友達が携帯で、誰かと話していた。

「ジョンフン、今、こっちに向かってるみたい。」

「え?そんなこと、わかるんですか?」

「うん。いろいろとね。情報もらえるから。」

へー、すごい人がいるもんだわ。

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